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LTSVとは Labelled Tab Separated View の略で、つまるところラベルのついたTSVフォーマットらしい。もともとは、はてながサーバーのログフォーマットとして採用していたものが、元はてなの伊藤直也氏の熱烈な紹介によって急速に広まった。

フォーマットの仕様は非常にシンプルだがCSVやTSVと違って列の位置やスキーマを厳密に考える必要がなく、パースが容易であるという点が圧倒的な価値を生んでいる。

今はサーバーログとして注目されているが、これはスキーマが一筋縄ではいかない書誌や目録のエクスポート形式としても非常に価値があるのではないだろうか。例えば Next-L Enju では書誌のインポートとしてTSVフォーマットに対応しているが、LTSVでやり取りしたほうが読み込み失敗の恐れが少なくて済みそう。

あとは研究データなどそれぞれスキーマの定義をするには面倒なデータのやり取りにも便利そう。

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